ふとした瞬間に、「あ、これだ」と腑に落ちることがあります。
この動画を見たときも、まさにそんな感覚でした。
何度か見返していますが、この3つの要素が噛み合ったとき、組織でも個人でも“行動量”が爆発的に増えるのは間違いないと感じます。
そしてその行動の質が変われば、結果も加速していく。
今回はこの動画を通して得た気づきと、そこから見えてきた「行動が自然に湧き出る状態」について、自分なりに整理してみました。
🚀行動量を引き出す3つのスイッチ
① 「本気で欲しい」と思える未来があるか
どこかから“与えられた目標”じゃなくて、自分自身が「心から手に入れたい」と思えるゴールがあるかどうか。
これが最初のスイッチ。
たとえば、
- 「もっと裁量のある働き方がしたい」
- 「信頼されるリーダーになりたい」
- 「家族と過ごす時間を確保したい」
そういう感情が自然と動くゴールがあると、エネルギーの出どころが変わってくる。
逆に、そこに自分の本音がなければ、「がんばろう」にも限界がくる。
② 「ヒリヒリする期限」が設定されているか
「いつかやる」では、人は動けません。
かといって、極端に無理な締め切りも逆効果。
大事なのは、“少し焦るくらい”の期日。
ちょっとヒリヒリする、でも現実的な期限。
今日中の報告、来週の企画、来月のプレゼン。
そんなリアルなタイムラインを持てるだけで、優先順位と集中力はグッと上がる。
③ 「なんか、やれそう」と思える状態かどうか
準備が完璧じゃなくても、人は「やれちゃいそう」と感じられたときに動ける。
大事なのは、“できる感覚”を持てるかどうか。
たとえば、
- 話を聞いてくれる仲間がいる
- 小さな成功体験が積み上がっている
- 似たことを乗り越えた経験がある
こういった環境や内的感覚があると、不思議と一歩目が軽くなる。
自分の中で「やる理由」が感情とつながって、「動きたい」に変わる。
🧩組織が止まるのは、「配置」のせいかもしれない
よくあるのが、“適材適所”がうまく回っていない組織。
たとえば、こんな状態。
- 企画が得意な人が、ずっと事務仕事をしている
- 調整型の人が、現場の責任者を任されている
こうした役割のミスマッチが続くと、個人のやる気も下がるし、周囲の動きも鈍くなる。
目標があっても、本人にとって“意味が感じられない”ままでは、行動にはつながらない。
それは「能力が足りないから」ではなく、「感情が動かないから」。
🧠「やらなきゃ」より「やりたい」が先にあるか?
「行動できないのは、やる気が足りないから」
そんなふうに言われたことが、僕自身にもあります。
でも、思うんです。
行動って、感情が動いていないと起きない。
頭で「やったほうがいい」とわかっていても、心が動いてなければ、体は動かない。
義務感や責任感だけで走ろうとすると、すぐに疲れて続かない。
だから、上からの言葉より、
自分の内側にある“納得”が起点になることのほうが、ずっと大事なんだと思います。
✋「動けない自分」を責めなくていい
「やればいいのに、やらない」
そんな自分を責めたくなるときもあります。
でも、それって決して怠けてるわけじゃない。
感情が置き去りになっているだけなんです。
僕はよく、“とりあえず周りに合わせておく”という選択をしてしまいます。
場の空気を読んで、納得していないけど従う。
それでうまくやっている「フリ」はできるけど、当然ながら行動は続かない。
🌿永続的に機能する組織に必要なこと
行動を持続させるには、
**「自分が動きたくなる環境」**を、個人にも組織にもつくっていく必要があると思います。
上から与えられた目標をこなすのではなく、
ひとりひとりの「やりたい」や「大切にしたい」が、チームのゴールと自然につながっていく。
そんな文化がある場所では、
行動は“努力”ではなく“自然な反応”として生まれるんですよね。
🧭もし、最近エネルギーが湧かないとしたら…
もし今、「なぜか動けないな」と感じているなら、
こんな問いを自分に投げかけてみてください。
- どんなときに、無性にやりたくなる?
- 逆に、やろうとすると重くなることは?
- SNSでつい反応してしまうのは、どんなテーマ?
それらは全部、自分の“本音”が反応しているサインです。
そこから、自分が本当に欲しい未来や、居心地のいい働き方のヒントが見つかるかもしれません。
🔓未来は、待つものじゃなく「つかみにいく」もの
「もっと自由に働きたい」
「自分の得意を活かしたい」
「お客さんともっと直接やりとりしたい」
そう思うなら、まずは自分から動いて提案してみること。
その先に、チームや組織が目指している未来と重なる部分があれば、
個人と組織は自然とつながり、同じ方向へ進んでいける。
行動の出発点は、外から与えられるものじゃない。
内側から自然と湧いてくるものだと、改めて感じました。
🌱あとがき
僕自身も、近いうちにそういったプロセスを体系的に学ぶ機会を持つ予定です。
今回紹介した動画や取り組みは、自分にとって久しぶりに「感情が動いた」ものでした。
本気で、望む未来を手に入れたい。
そんな思いを抱えている方にとって、この記事がなにかのヒントになれば嬉しいです。
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