💸 反則金12,000円から始まった、朝の気づき
ある朝、妻と車で外出していたときのこと。
ほんの少し気を抜いた瞬間、見事に“ねずみ取り”に引っかかってしまいました。
そこは、地元では有名な取り締まりポイント。
「今日も多分やってるよな…」って、頭の片隅にはあったんです。
でもその時、ほんの一瞬、よそ見をしてしまって。
気づいたときには、もう遅かった。
反則金:12,000円。
もちろん、悪いのは自分です。
違反をした以上、罰を受けるのは当然。反省もしています。
でも、心のどこかでこんな疑問が湧いてきたんです。
「これって、根本的な解決になってるんだろうか?」
🌀 何度も繰り返してしまう仕組みって、意味ある?
取り締まりはたしかに抑止力になるかもしれません。
でも実際は、「捕まったから気をつけよう」と思っても、数ヶ月後にはまたうっかり…。
こうして、何度目かの違反。
同じことの繰り返しです。
それって本当に“有効な対策”なんだろうか?
運転者の注意力に頼りきった仕組みでは、すり抜けは起きてしまうし、抜け道もいくらでもある。
それよりも、今の技術でできることがあるんじゃないか?とふと思いました。
🚗 仕組みごと変えるという発想
たとえば、最近の車には以下のような機能があります:
- 制限速度を表示してくれるモニター
- GPS連動で速度制御できるアシストシステム
ならば、「その道路で出せる速度以上は出せない車」が当たり前になってもいい。
もしそれが実現できたら──
- 警察官の取り締まり業務も減る
- 不必要な反則金もなくなる
- 事故そのものが減る
つまり、“注意や罰則”ではなく、技術と仕組みで安全をつくる社会に変えていける可能性がある。
💡 対症療法と原因療法の話
この体験を通して、ふと頭に浮かんだのが「医療」の話です。
- 西洋医学は「今出ている症状を抑える」対症療法
- 東洋医学は「なぜ不調が起きるか」を整えていく原因療法
どちらも大切。
でも、長い目で見たときに本当に必要なのは「再発を防ぐ力」だと思うんです。
違反の取り締まりも、症状を抑える対症療法のようなもの。
でも、生活習慣や環境(=仕組み)を変えない限り、同じことは何度でも起こる。
🔁「わかってるけど、またやっちゃった」をなくすには
人って、「わかってるのに、できない」ものなんですよね。
それはもう、しょうがない。人間だもの。
でも、だからこそ必要なのが、**小さな“予防の仕組み”**だと思います。
たとえば──
- 取り締まりが多い道をナビに記録しておく
- 忘れがちな予定は、通知が何回も来る仕組みにする
- また同じことで躓きそうなことには、あらかじめ“クッション”を用意しておく
こういった、「未然の行動」を積み重ねていくことが、
結果的にミスやストレスを減らし、人生の質を上げていくんじゃないかと思うんです。
🧭 小さな違反が教えてくれたこと
青い反則切符。
ただの罰金で終わらせることもできるけど、
僕にとってはちょっとした「人生の通知表」みたいなものでした。
・同じ失敗を繰り返す自分
・変わらない仕組みにモヤモヤしてる自分
・でも変えることもできるかもしれない自分
そういったいろんな視点が、あの1枚に詰まっていた気がします。
🪞あなたにもある「繰り返し」は?
最後に、自分への問いかけと同じように、あなたにも問いかけてみたいです。
あなたは、日常の中でどんな“繰り返し”に気づいていますか?
そして、それに対してどんな“根本的なアクション”を考えていますか?
もしかしたら、変わらないのは自分のせいじゃなくて、
変えようとする仕組みや問いが足りなかっただけかもしれません。
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