〜赤ちゃんにも、自分にも。水選びがぐっとラクになる読みもの〜
「水って、どれも同じでしょ?」
そう思っていた僕が、“水を選ぶことの大切さ”に気づいたのは、娘が生まれたときでした。
スーパーやコンビニの棚には、たくさんのミネラルウォーターが並んでいます。
でも、ラベルをよく見ると「加熱殺菌」や「非加熱(無殺菌)」という言葉があることに気づいたんです。
毎日飲むものだからこそ、ちゃんと知って選びたい。
この記事では、「加熱」と「非加熱」の違いや、それぞれのメリット・デメリット、家族に合った選び方をわかりやすくまとめました。
🔍 ミネラルウォーターって、そもそもどんな水?
「ミネラルウォーター」と一口に言っても、実はいくつか種類があります。
日本では農林水産省が、以下のように分類しています。
種類特徴ナチュラルウォーター地下水をろ過しただけの自然な水ナチュラルミネラルウォーターミネラルを含んだナチュラルウォーターミネラルウォーター加熱やろ過、ミネラル調整などの処理をした水ボトルドウォーター水道水などを原水とした飲料水(ろ過・調整あり)
📚 出典:農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」
https://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/pdf/mineralwater.pdf
🔥 加熱殺菌されたミネラルウォーターとは?

70〜100℃ほどで加熱し、細菌や微生物を除去した水です。
安全性と保存性を重視しており、日本で販売されている多くの市販水がこのタイプです。
メリット
- 雑菌リスクがほぼゼロで、安全性が高い
- 常温保存が可能で、長期間の保管にも向いている
- 赤ちゃんや高齢者にも安心
デメリット
- 加熱によって風味やミネラル成分がわずかに変化することがある
代表的な商品
- 南アルプスの天然水(サントリー)
- いろはす(コカ・コーラ)
- クリスタルガイザー(日本版)
❄️ 非加熱(無殺菌)のミネラルウォーターとは?

紫外線照射やフィルター除菌など、熱を加えずに殺菌処理された水です。
ヨーロッパではこのタイプが主流で、「自然そのままの味」を大切にしたい人に人気があります。
メリット
- ミネラルや風味が自然のまま
- ナチュラル志向の人に好まれる
- 軟水から硬水まで、味の個性が楽しめる
デメリット
- 開封後は要冷蔵・早めの消費が必要
- 衛生管理がやや繊細(特に夏場)
代表的な商品
- エビアン(フランス)
- ヴォルビック(フランス)
- サンペレグリノ(イタリア・炭酸水)
🔁 比較で見てみよう|加熱と非加熱の違い
比較項目 | 加熱殺菌タイプ | 非加熱タイプ |
---|---|---|
安全性 | ◎(非常に高い) | ◯(冷蔵保存が前提) |
味・風味 | △(あっさり) | ◎(自然でまろやか) |
保存性 | ◎(長期保存OK) | △(開封後は早めに) |
赤ちゃんへの安心度 | ◎ | △ |
ナチュラル志向向き | △ | ◎ |
👶 赤ちゃんや妊婦さんに選ばれるのは?
厚生労働省の「粉ミルクの安全な作り方」では、
軟水で、安全性の高い水を使うことが推奨されています。
そのため、赤ちゃんのミルクには加熱殺菌された軟水タイプが安心。
日本の水はもともと軟水が多く、国産ミネラルウォーターであればほぼ問題ありません。
📚 出典:厚生労働省「粉ミルクの安全な作り方」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/safe_milk.pdf
🏡 僕の家での“水選びルール”
娘が生まれてから、僕の家ではこんなふうに使い分けています。
- 朝のコーヒーや料理:加熱殺菌タイプ(軟水)
- 休日のリラックスタイム:非加熱の炭酸水(硬水)
- 子どもの水筒やミルク:必ず国産の加熱殺菌タイプ
以前は「なんでもいいや」と思っていたけれど、
水を選ぶようになってから、ちょっとした“安心感”が増えました。
暮らしの中の小さな選択が、心の余裕につながっている気がします。
あなたに合った水を選ぶヒント
赤ちゃんや高齢者がいる家庭 →加熱殺菌タイプ
美味しい水でコーヒーを淹れたい →非加熱タイプ
非常用や持ち歩き用に備蓄したい →加熱殺菌タイプ
自然派・オーガニック志向 →非加熱タイプ
コスパ重視で日常使いしたい →加熱殺菌タイプ
📚 参考情報・出典
- 農林水産省「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」
https://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/pdf/mineralwater.pdf - 厚生労働省「粉ミルクの安全な作り方」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/safe_milk.pdf - 日本小児科学会「育児における水の安全性」
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/2021guide_water.pdf - WHO「Guidelines for Drinking-water Quality」
https://www.who.int/publications/i/item/9789241549950
🌱 おわりに|「水を選ぶ」は、自分と家族を想うこと
“なんとなく選んでいた水”も、
少しだけ知識を持つだけで、選ぶ理由が変わります。
加熱か非加熱か、軟水か硬水か。
正解は人それぞれだけど、
大切なのは「自分や家族に合うものを選べること」だと、僕は思います。
忙しい毎日の中で、
そんな小さな“こだわり”が、きっと心と体を整えてくれるはずです。
おまけ⭐️
ちなみに今のおすすめはこちら👇
個人的に見た目も好きです😌

🚰 水道水を飲んでいる人へ⚠️
日本の水道水は、世界的にも圧倒的に安全性が高いです。
ただし、どんなに安全に処理された水でも、地域や環境によって異なるのも事実です。
特に赤ちゃんや妊婦さんの体はデリケートなので、「調乳や飲用にはミネラルウォーターを使う」のがおすすめです。
📚 参考:厚生労働省「水質基準について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun.html
もしご家庭で「水道水をそのまま飲んでいる」という方は、
一度浄水ポットやウォーターサーバーを試してみてください。
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